まさに試されるような出来事
前々回の記事、鳩の出来事で「縁を切ることも必要だ」と感じた直後
まさに試されるような出来事が起こりました。
それが、S氏との関係です。
S氏という仲間の存在
S氏は、とある仲間の一人で、最初はフレンドリーに接してくれる人でした。
けれど時間が経つにつれて、少しずつその裏の顔──横柄さや相手を軽んじる態度──が見えるようになっていきました。
仲間内に潜むトラブル
仲間内の集まりというのは、会社のような上下関係やルールがあるわけではありません。
だからこそ皆が素を曝け出しやすく、その分トラブルも尽きないのです。
違和感の積み重ね
あるときS氏は、仲間の一人を諭していました。
けれどそのやり方は、相手の逃げ道を塞ぐような論法で、見ていて息苦しさを感じるものでした。
また、別の場面では

負ける喧嘩はするな
と繰り返し説きながら、トラブルが起きると

お前が我慢しろ
と私に押しつけてくることもありました。
時には影響力のある人物を使って根回しをし、私に矛先を向けさせることまでありました。
それでも私は、違和感を抱きつつも見て見ぬふりをして仲間を続けていたのです。
系列会社で見えたS氏の姿
そんな中、共通の知人から誘いを受けて入った会社がありました。
そこで驚いたのは、同じ系列にS氏も関わっていたことです。
彼は自分の思い通りにならないことがあると、必ず理由をこじつけて代表を丸め込み、根回しをしていました。
その結果、給料の減額にまでつながる場面を、私は目の当たりにしたのです。
📌 その瞬間のわたしの心境
私は心の底からS氏の異常さに嫌気がさしました。
そして初めて、「何とかしてこの関係を断ちたい」と強く願うようになりました。
出禁、そしてLINEでの衝突
ちょうどその頃、コミュニティ内でトラブルを繰り返す人物がいました。
他の参加者からのクレームや管理人の注意を無視し続けたため、私は副管理人として出禁の決断をしました。
すると、その直後にS氏からLINEが届いたのです。
S氏: 出禁にした奴だけど、お前のことを相当怒ってるぞ。
私: 管理人に確認します。彼はルールを守らなかったので出禁にしました。
S氏: 出禁にした奴は重要な仕事を任されてる。機嫌を損ねて仕事しなくなったらどうする?
私: 脅してるの?
S氏: これが脅しに聞こえるなら病院に行ったほうがいいと思うよ。
その文面を見て、私は悟りました。
出禁にした人物は、管理人からの注意や参加者のクレームなど、都合の悪い事実は一切、S氏に伝えていなかったのです。
恐怖と覚悟のやり取り
私は覚悟を決め、反論を始めました。
私: 管理人に確認します。
私: 彼はコミュニティのルールを守らなかったので出禁にしました。
S氏: 出禁にした奴は重要な仕事を任されてる。機嫌を損ねて仕事しなくなったらどうする?
私: 脅してるの?
S氏: 事実を言ったまでだ。
S氏: これが脅しに聞こえるなら病院に行ったほうがいいと思うよ。
このやりとりの中で、私は強い恐怖を感じました。
けれど、もうS氏の言いなりにはならないと覚悟を決めていたからこそ、恐怖を抱えながらも、逃げることなく対峙することができたのです。
吹っ切れた瞬間と母との区切り
この一件で、私はS氏との縁を完全に断ち切ることができました。
恐怖はありましたが、それ以上に「ようやく解放された」という気持ちが大きかったのです。
そして不思議なことに
📌この出来事をきっかけに、私は母との関係にも一区切りをつけることができました。
「もう振り回されない」と決めたことで、長く背負ってきた重荷をようやく下ろせたのです。
さらに後日、S氏に対して抱いた強い違和感の正体もはっきりしました。
彼が「お前が我慢しろ」と押しつけてきた言葉は、過去に父から繰り返し言われ、私を縛っていた台詞と同じだったのです。
だからこそ私はS氏に対して強い拒絶感を覚え、同じ構図を繰り返していた理由にも気づくことができました。
📌 鳩が運んでくれた“縁”のメッセージ。
それは「結ぶ」ことだけでなく、「切る」ことにも意味があるのだと、はっきり分かりました。
この経験そのものが、大きな学びになりました。
この記事から伝えたいこと
- 縁は「結ぶ」だけでなく「切る」ことにも意味がある
- 違和感を抱いたまま見て見ぬふりをしても、いつかは大きな問題になる
- 怖くても逃げずに向き合ったとき、初めて関係を変えることができる。
そしてそれは、相手のためではなく、自分の人生を取り戻すための一歩でもある。
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