鳩が運んだ縁と、そこから見えた人間関係の整理

わたしの体験記
鳩が運んだ縁と人間関係

鳩を見つけた午後

ある日の午後3時ごろ、夫が物置に向かったときのことです。
足元で「コツッ」と何かを踏んだ感触があり、思わずパッと足を引きました。
そこにいたのは、息も絶え絶えの一羽の鳩でした。
羽を広げる力もなく、今にも息が途切れてしまいそうな様子。

夫

この状態じゃあ、病院へ連れて行っても無理かもな・・・

わたし
わたし

・・・だね・・・

手を差し出すことはできず、ただ静かに見守るしかありません。

やがて鳩は息を引き取りました。
私は庭の一角に穴を掘り、小さなお墓を作り、土をかけ、最後に塩を撒きました。

「我が家を死に場所に選んだのには、きっと何か意味がある」
そう感じました。だからこそ、それをゴミとして捨てるわけにはいかなかったのです。
小さな命を見送る役目を果たせたとき、胸の奥に静かな達成感がありました。


鳩が運んだ“縁”という言葉

その夜、気になってスマホで「鳩 死 スピリチュアル」と検索しました。
すると「鳩は縁を運ぶ」という一文が目に飛び込んできたのです。

わたし
わたし

その“縁”とは何を指すのだろう?

そう思った矢先、オンラインのコミュニティで出来事が起こりました。
過去に距離を置いた相手、そして「この人には注意が必要」と思っていた人物と、とうとう衝突してしまったのです。


衝突のあとに下した決断

そのオンラインコミュニティでは、以前から延々と不毛なやり取りが繰り返されていました。
どう考えても成人した大人とは思えない言動ばかり。
それを注意すると

お前のせいでおもしろくないコミュニティになった

お前はトラブルメーカーだ!

このように逆に責められる。

問題の相手もまさにその一人でした。
横柄な態度やバカにするような発言が続き、他の参加者からもクレームが寄せられるほど。
管理人が何度か注意をしましたが、結局その言動を改めることはありませんでした。

そして今回、私自身にも横柄な態度で接してきたことで、迷いはなくなりました。
副管理人である立場を使い、私は相手を出禁にしました。


過去を振り返って見えたこと

思えばこれまでにも、似たような人間関係は何度もありました。
サークルで「仲間」と思っていた人に軽く扱われたり、
SNSで親しげに近づいてきた人が、ある日突然手のひらを返したり。

優しさを装って近づいてくる人が、実は自分の都合だけで動いていた──
そんな出来事は一度や二度ではありませんでした。

📌これまでは「自分さえ我慢すれば」と飲み込んでしまうことが多かったけど
今回の出来事を通して「我慢ではなく断つ」ことができるようになり、それを許せることができるようになりました。


鳩が教えてくれたこと

あの日以来、私は「誰とどこまで関わるか」を意識して選ぶようになりました。
深く関わるのは、夫や猫たちのように本当に安心できる存在だけで十分。
それ以外は、一期一会の出会いとして笑顔を交わす程度で心地よい。

縁はつなぐだけでなく、切ることもある。
そして切ることで、むしろ本当に大事な縁がはっきり見える。
鳩が私に伝えたのは、そんなメッセージだったのかもしれません。

この記事で伝えたいこと

  • 出会いは必ずしも良縁ばかりではない
  • ときに「縁を切るべき相手」を教えてくれる出来事もある
  • 人の顔色をうかがって断れなかった過去の自分から、今は「NO」を言える自分へ変わってきた

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